「ナイス・無住心剣術」

友人に貸してもらった本が面白かった。
カルマも深く気も小さい私は、護身の勉強のため武術本もよく読むし、
何年たっても「なんちゃって合気道レベル」だが、
暴力にビビらない方法を学び途中である。

空手や柔道は普通に攻撃技、自ら技をかける術が主体である。
合気道や冠光寺流、双方の源流の大東流等はほとんどが
「~されたらこう返す」という型稽古が主体である。
手を握られたら、殴られかけたら、首絞められたら等、
すべての「起こり」は相手の暴力者からである。

本書の著者は太極拳と剣術の研究者だが、
ここまで深く洞察している本は久しぶりに見た。
世の中まだまだ知られてない技術がたくさんある。

知れば知るほど戦いはしないほうがいいことを学ぶ。
本当にどうしようもないときだけ必死に対応したらいいわけで、
世の中の武術がいつの間にか暴力術や攻撃術になってしまうのは
悲しいことである。

素手で一撃で相手を何人も殺した伝説の李書文は最強だった故、
殺した相手の肉親に毒茶を盛られて死んだ。
本書によると剣豪・柳生十兵衛も数多殺した盗賊に恨まれていたので、
多人数の盗賊類の仲間と壮絶に戦って死んだと推察されている。

近代のケンカや試合しかしないような格闘術でさえ、
強者は必ず多くの人間を傷つけてきている。カルマはたまる一方である。
最強を誇った打撃系格闘家が晩年筋肉が萎縮する病に襲われたり、
最強の名を欲しいままにした格闘家も肉親の事故死が連発したり、
古くはプロレスラー・フリッツフォンエリック一族の不幸など、
気を付けて観察すると、仮想の試合においてすら、
攻撃して相手を傷つける行為というのは
カルマが貯まることが見て取れる。

161706l.jpg

近代中国気功で異常な広がりを見せた「法輪功」の親分は
「殴られるということは自分の持っていたカルマを
殴った相手がごっそり持っていってくれるのだから感謝しなさい。」
と断じた。けだし名言である。

本書で紹介するひとつに「無住心剣術」がある。
失伝した伝説の剣術なのだが、肉体の剣の技術を学びつつも、
上級になるほど肉体でない、魂とか、幽体とか、アストラル体とか、
空間や、場に影響を及ぼす技術が研鑽されて行く。

伝説の剣術家は大体そういった不思議な目に見えない
潜象に働きかける技術を駆使して不敗を誇ったという。

さらにそういう不思議な技術さえ、しまいには禅の到達点、
神仏と一体の心、歓喜の心とリンクすると相手の攻撃が楽にさばける。

無住心剣術の師と、成長した弟子が真剣勝負を行うと、
お互いが神様と一体の状態なので、打ち合い斬り合いすると、
勝手に剣先がそれてお互い傷つけない「相抜け」という現象が起こった
という。これ、一種の瞬間テレポートのように思うんだけど、
すごい話だと思う。

少し昔有名だった新体道の青木氏はひらひらと舞うような感じで
弟子の攻撃を捌き、有名な方だったが、
ある日普通なら簡単によけれる状況だったのに、
捌ききれず弟子の攻撃を受けてしまった。何でだろうとよく考えると、
その状況で普段通りよけれていたら多人数が襲ってくる状況だったので、
かわされた相手同士がぶつかっていたら、
場合によっては死んでしまうような状況だったようで、

あぁ、こういうふうに神意が働くんだなぁ・・
と納得したという記事を読んだ。同じ世界観だと思う。

ヨギの世界観や、剣術、中国気功の言い伝え等をベストミックスしながら
話が進んでいくので相当わかりやすい。現代風な表現もしているし。
ただ、この方の写真を見るとスキンヘッドの超コワモテで、
はじめなかなか読む気が起きなかった。
殺人術のおっさんだろうなと思って。(笑)

ヨガの教えの引用だったが、心も物質であるという話が感動。
肉体も物質。荒くできているか細密に出来ているかの違いだそうだ。
納得。だから優れた武術家とかヨギとか、
見えない世界に働きかけるのが上手なんだな。
サイババとか、達人ヨギは物質を出したり消したりするもんな。

fc2blog_2013022716425432e.jpg

今学んでいる冠光寺流柔術の最近のテーマは「殺すぞ」と言いながら
殴ってくる相手の攻撃を相手を傷つけないようになるべく優しく
ふんわりと捌き、横に回って「大丈夫、怖くないよ、愛してるよん。」と
耳元に息がかかる程近づきながら抱きしめつつ赤ちゃんを寝かすように、
もしくは最愛のひとを口説くかのように横にする技術。

バンコランがマライヒを口説くかのような・・。
実際にはハゲとデブのおっさん同士なのだが・・。
(あ、セリフは今のところありません。あってもおもろいけど。)

20080920_470077.jpg


やはり暴術ではない武術の理想はかく有りたいものである。

そもそも武術の意味は戈(ほこ)を止める、暴力を防ぐのが本義で、
こちらから戦闘的に責めるのは補助的な技術のはずだったのだから。

国同士の争いにも、こういう理屈法則が分かっている人たちが
関わって欲しいと思う。対中国朝鮮よりも
アメリカイスラエル・カザールユダヤ・デイブスぺクターと相対すべきと思う。

もちろんセリフは「大丈夫。愛してる。怖くないよ・・・。」だ。

03227007.jpg

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)